今回は珍しくテーマがありまして『頑丈で現状のサイズを確保』という、どう解釈しても「あんまり触っちゃダメよ」的な事を決めて製作に取り掛かりました。
リアのデフギアをロックする為に分解した所。
何処かで書いたような記憶があるのですがLEO-Xはクローリング向きの構造だと思います。
写真を見てもらえばわかるように単純で樹脂パーツが一体構造になっていて見るからに丈夫そうです。
フロントのデフギアはやはり構造が複雑になる分、負荷もかかりますし力を逃がしてやる意味でロックしませんでした。
(左:ノーマル 右:改造後)
駆動系はタミヤのユニバーサルギヤーボックスなんかも購入して検討したのですが、どうしてもサイズ的に現状のフレームに収まらずギヤードモーターやサーボモーターの使用も頭をよぎったのですが、結局モーターサイズを370から180に変更し、寄せたスペースにギアを一枚入れてギヤ比を約半分に落とす事に成功しました。
後にカワダの0.5モジュールの14Tピニオンに交換したです。
クリアランスはかなりギリギリの所で落ち着きました。
↑ノーマルのステアリング状態。
このステアリングはコーナリング中、遠心力で外側のショックが縮むとステアリングが内側に切れ込んじゃうという設計ミスの塊でした。
もちろんクローラーで定番のホーシング上にステーを1mm厚のアルミ板から切り出して設置しました。
ちなみにサーボ固定用の白い樹脂パーツは先日、紹介した低発泡塩ビ板でリンケージはノーマルを加工して使用しました。
足回りはノーマルで3点リンクの構造なのでドッグボーン脱落の心配をしなくていいようにいぢりませんでした。
サスペンションはノーマルダンパーの中に四色ボールペンのバネを半分に切って内部に入れてあります。
当初はドループにしたのですが、腹下が低すぎるのがどうしても気になったので結局、通常サスペンション方向へバネを仕込みました。
自重でストロークが半分程、沈む柔らかい足にしたので追従性は良かったようです。
とりあえず完成したLEO-X。
メカ類はバッテリースペースであった場所にスッキリ収まりました。
この時点で前日深夜12時前、写真なんかをUPして当日の集合場所と時間なんかを調べてみると登山距離は4時間程かかるそうな…
手持ちのミニジーラ用バッテリー二本の内、一本はシステムRSに載ったまま死んでるみたいだし、買いに行くわけにもいかない。
と、いうわけでタムギア用のストレートバッテリーも詰めるように細工を施しはじめました。
↑のように各部をコンパクトに収めた結果、二種類のバッテリーが搭載可能に…。
正直、RTRで購入時よりもコンパクトでスッキリというのは初めての事ですよ。
そしてアンダーガードやフロントのバンパーがない事に気付き補強・製作を…。
結局4時に就寝→6時起床→荷作り→8時出発という過酷なスケジュールになりました。
まぁいつもの事ですね。
で、当日現場でのシェイクダウンなわけですが、小さい割にちゃんと足が動いて予想以上に頑張ってくれたので充分楽しむ事が出来ました。
道中もノントラブルでテーマであった『頑丈さ』も満足いく結果です。
不満点はモーターのサイズダウンからくるトルク不足に腹下の低さ。
後はタイヤの喰い付きが悪い事でしょうか。
この辺は同じLEO-Xクローラーを製作されたとんがさんと談義しててヒントを頂いたので今後の改良で何とかなりそうです。
全長A5サイズのミニクローラーですからサイズアップは基本的にナシで何処までいけるか?って方向で今後は楽しみたいと思っております。
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